ワイヤーフレームを使用する

制作のとき、 Webページのビジュアルデザインを無計画にはじめると、サイト運営者の思惑からまったく外れたものになってしまうことがある。そのような場合は再デザインを余儀なくされるが、そうそうスケ ジュールに余裕があるわけではない。そのような非効率を起きにくくするために使われるのが、画面の設計を線のみを使ってシンプルに 書き起こしたワイヤーフレームだ。 ワイヤーフレームという名称は制作者の聞ではなじみがあるもの の、サイト運営者にとってはあまりなじみがない。加えて、ワイヤーフレームと一口にいっても、要素を暫定的なレイアウトに まとめたものから、ラベ‘ルやナビゲーションのスタイル、レイアウトま で固めた詳細なワイヤーフレームまでさまざまあり、各現場の習慣によって異なる。さらには、ワイヤーフレームの用途も、仕様の確認として 存在するものから、デザイナーへの指示書としてのものまで多岐にわ たる。 ワイヤーフレームは検討材料としての側面もあるため、すぐに変更 できるようにつくられているが、一貫性を保つうえで画像やボタンの 描き方を統一し、凡例としてまとめたり、ページ番号、ページタイトル、 プロジェクトタイトル、最終更新日などの書類として最低限必要な要 素も追記しておくと、後日別の担当者が見た際にもわかりやすくなるだろう。